ヤクルトは25日、今年、国内フリーエージェント(FA)権を取得し、行使した小川泰弘投手(30)との来季の契約で合意したと発表した。来年から新たに4年総額7億5000万円にも及ぶ大型契約を結んだ。

 小川は「リーグを変えて戦いたいと気持ちが動いた瞬間もありました」と明かし「悩む中で、今まで苦楽をともにした仲間ともう一度優勝して喜び合いたいと、そういう気持ちが強くなりました」と決断の理由を語った。

 小川は4日に国内FA権の行使。そこから球団との交渉を重ねて、24日に残留の意思を伝えた。今年20試合に登板した小川は、8月15日のDeNA戦(横浜スタジアム)でノーヒットノーランをするなど10勝8敗、防御率4・61だった。