広島・大瀬良大地投手(29)が投手キャプテンとしてのフル回転することを誓った。3年ぶりのV奪還を目指し、キャプテン制の復活を決めた佐々岡監督から投手キャプテンに指名された。これまでもエースとしてリーダーシップを発揮してきた右腕は「いざ肩書が正式に決まるとまた気持ちも全然違う。より一層頑張っていきたい」と気持ちを新たにした。

〝大瀬良流〟でチームをまとめる。3連覇した当時は黒田博樹氏や新井貴浩氏がチームをけん引する姿を見てきただけに「黒田さんや新井さんの背中を見て、たくさん学んでいい方向に引っ張っていただいた。僕には僕の形があるとは思うが、そういう姿になれるように精進していきたい」とキッパリ。野手キャプテンの鈴木誠也外野手(26)とも「今年も話をしていたが、もっと深いところで話をしていかないといけない」と密にコミュニケーションを取っていくつもりだ。

 プロ選手の集団をまとめるためには自身の結果や言動も求められる。大瀬良は「成績は何よりも大事。普段の態度も大事だと思う。肩書がついたことで周りの見られ方も変わってくる」と気持ちを新たにする。今季は右ヒジ痛による戦線離脱で悔しい思いをしたが、来季は名実ともにリーダーとしてチームに貢献する。