ソフトバンク・周東 前回提示額で納得サイン 球団からは〝第2次走塁革命〟の期待も!

2020年12月22日 20時15分

笑顔でスライディングポーズを決めるソフトバンク・周東

 ソフトバンクの〝鬼脚盗塁王〟周東佑京内野手(24)が22日、ペイペイドームで2度目の契約更改に臨み、倍増の年俸4000万円でサインした。

 前回の交渉では「金額に不満はない」としながらも「もっと走塁の価値を高めたい。時間をかけて話し合いたかった」と保留。今回も金額の上積みはないが、納得の話し合いができ「球団に届いたと思う。『いろいろ考え直さないといけないことも多分あるから』とも言ってもらった」と笑顔を浮かべた。

 球団からは〝第2次走塁革命〟を起こすべくエールが送られていた。今季は規定打席未到達ながら50盗塁をマーク。相手バッテリーの重圧は大きく、打者の配球にも影響を与えてきた。三笠GMは「記録に表れない部分の評価を積極的にやっていくのは今までの方針。随時、考えていくというところです」。その上で「野球が変わると評価も変わる。江夏さんだったり福本さんだったりと、役割に特化した記録を作ったり、役割を確立したことで評価も変わってきた歴史がある。彼は球史にインパクトを与える成績を残せる可能性がある。彼のような選手の評価が上がる活躍をしてほしい」と明かした。

 球史をひもとけば、江夏豊氏の抑え転向で救援投手の価値が向上し、日本球界に本格的に投手分業の概念が定着。いわゆる「リリーフ革命」だ。また、シーズン106盗塁、通算1065盗塁を記録した福本豊氏の活躍は〝走塁革命〟と言えるもの。1本の単打が長打に直結する攻撃で野球を変えた。各球団が福本対策に頭を悩ませ、クイック投法の進化などが起こった。

 周東の今季初盗塁はチーム31試合目。その後13試合連続盗塁成功の世界記録を樹立するなど、驚異的なペースで盗塁を量産して初タイトルを獲得した。来季も革命を起こす活躍を決める。(金額は推定)