中日の京田陽太内野手(26)が22日、名古屋市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、300万円増の6700万円でサインした。

 交渉は約1時間半も長引いたが、会見では「納得してサインしました。今年はイレギュラーなシーズンだったが、けがなく戦えたことは自信になった。球団からも評価してもらった。打撃も守備もいろんなことに挑戦した1年で、変化を恐れずにやってきた」と説明した。

 ただし、自身の成績には納得していない。今季はチームでは唯一、全120試合に出場したが、打率2割4分7厘、5本塁打、29打点、8盗塁。「情けない数字ばかり。なんとかキャリアハイを出せるように出塁率と盗塁に来年はこだわっていきたい」と猛省する。

 今季は8年ぶりにAクラス入りし、選手会長としても「ドラゴンズから誰ひとり、(新型コロナの)感染者が出なかったのは良かった」と安堵の表情を浮かべたが、来季目指すは10年ぶりV奪回のみ。「優勝に少しでも貢献できるように、選手会長としてビールかけの音頭を取れるように頑張りたい」と意気込んだ。(金額は推定)