西武は21日、松坂大輔投手(40)と来季の契約を結んだことを発表した。契約期間は1年で年俸は2000万円となる。

 現在、7月に受けた脊椎内視鏡頸椎手術からのリハビリ中の松坂は球団を通じ「契約をしていただき感謝しています。来季はメットライフドームでの勝利を目標に、サポートしていただいている球団、応援してくれているファンの方々に少しでも恩返しが出来るようにやっていきたいと思います」とコメント。14年ぶりに古巣復帰を果たしながら、まだ叶わぬ一軍マウンドへの復帰に不退転の決意を語った。

 手術直後から精力的にリハビリを開始し、10月後半には球団首脳らが見守る中、室内練習場でキャッチボールも行った松坂。もちろん、40歳を迎えたシーズンに通算3度目の〝メス〟を入れた事実にプラスの要素はない。

 ただ、関係者が「本人はとても前向き。野球への情熱は失っていない」というようにプロ野球人生をスタートさせたマウンドへ戻りたい気持ちは強いようだ。

 球団の功労者へ、最良の道を準備し支援を続ける渡辺久信GM(55)は「引き続き、しっかりリハビリをして身体を作ってもらいます。そして来季はメットライフドームのライオンズファンの前で投げてほしい」とコメントを出した。(金額は推定)