広島・菊池涼介内野手(30)が21日、マツダスタジアムで契約を更改し、4年契約2年目となる来季は現状維持の年俸3億円プラス出来高払いでサインした。今季も鉄壁の守備は健在で二塁手として史上初のシーズン無失策を達成。しかし、チームは5位に終わり「(守備率が)10割だったからよかったというわけではなく、やっぱりチームが勝たないといけない。優勝争いをしないといけない」と振り返った。

 また、コロナ禍による無観客試合を経験したことでファンの存在の大切さを再認識したといい、「1球1球、ため息でも歓声でもヤジでも僕らに火を付けてくれるんだと感じた。新しい観戦ルールで声を出すのも難しいと思いますけど、拍手一つで僕たちの心が揺れ動く。その人たちのためにも笑って帰ってもらえるように、一つでも勝ちゲームを見せられるように頑張りたい」と話した。(金額は推定)