日本シリーズでMVPを獲得したソフトバンク・栗原陵矢捕手(24)が18日、福岡市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み3400万円アップの年俸4400万円でサインした。今季は118試合に出場して打率2割4分3厘ながら、ともにチーム2位の17本塁打、73打点をマーク。リーグ5位の得点圏打率3割3分3厘と勝負強い打撃で中軸を担うなど存在感を発揮した。

 かねて非凡な打撃センスを高く評価されてきた高卒6年目の24歳。捕手登録ながら内外野を守り、飛躍につなげた。捕手へのこだわりは強いが、来季も自慢の打棒を最大限生かすつもりだ。「打率3割。圧倒的な数字を残さないといけない」と意気込み「フルイニング出場」の青写真を描いている。大幅昇給に一切浮かれることなく、さらなる飛躍を目指す。(金額は推定)