鉄壁「梅バズーカ&梅ウォール」の阪神・梅野 次に求められる〝城島的役割〟

2020年12月19日 06時15分

ゴールデングラブ賞3年連続の「3」をアピールする阪神・梅野(球団提供)

〝モノ言う女房〟として若手虎投の成長を促せ――。阪神・梅野隆太郎捕手(29)が18日に「第49回 三井ゴールデン・グラブ賞」を受賞。捕手部門の3年連続3度目受賞は球団史上初の快挙だ。虎の正妻はビデオメッセージで「今季は過密日程の中、大変なシーズンでしたが、守備のことを評価していただきうれしく思います」と語った。

「梅バズーカ」と称される強肩に加え「梅ウォール」と呼ばれる高いブロッキング技術も健在。今季記録した捕逸数はわずか1だ。今や名実ともに虎の扇の要として、チーム内に重きをなす存在にまで成長した。

 来季から背番号を「44」から「2」に変更することが決定。この番号は梅野が深く敬愛する名捕手・城島健司氏(現ソフトバンク球団会長付特別アドバイザー)が着けていたもの。梅野自身も「自分が小さい時ダイエー(現ソフトバンク)でジョーさんが2番をつけていてカッコいいなと思っていた。それに恥じないプレーヤーになりたいと思い、熟考して決めた」と思いを語る。

 あこがれの先輩に追いつき追い越すため、必要なものは打撃やインサイドワークだけではない。今後の梅野には、有望な人材がひしめく若手投手陣の〝育成〟も重要なミッションとなりそうだ。90年代に主戦投手として活躍したあるOBは「僕らのころには木戸さん(現阪神プロスカウト部長)とかがいてね。配球面のアドバイスはよくしてくれたし、時にはしかってもくださった。いい捕手は投手も育ててくれる。梅野もそのような役割を担ってくれれば」と期待を込めている。

 城島氏がダイエー在籍時代、多くの若手投手の成長に一役買ったのは周知の事実。〝城島2世〟として梅野も虎投の良き師となれるか注目したい。