プロ野球の「NPBアワーズ2020」が17日、都内で開催され広島の森下暢仁投手(23)がセ・リーグ最優秀新人賞に選出された。広島では2014年の大瀬良以来の新人王となった右腕は「入ったときから取りたい賞だったので本当にうれしい。『やった!』という気持ちです」と喜びを口にした。

 1年目の今季は開幕から先発ローテ入りを果たすと、6月28日の中日戦(ナゴヤドーム)での初勝利を皮切りにローテの軸としてフル回転。故障や不振で大瀬良やK・ジョンソンらが離脱する苦しい台所事情を救う活躍で10勝3敗、防御率1・91と驚異の数字をマークし獅子奮迅の活躍を見せた。

 来年のさらなる飛躍が期待される森下は「今年以上の成績を残せるようにしっかりやっていきたい。いろいろなことに取り組んでまた成長していきたい」と誓った。