中日〝バンテリン効果〟で「ホームランテラス待望論」が再燃! 大野雄、吉見も賛成派に

2020年12月17日 09時15分

〝ホームランテラス待望論〟が再燃したナゴヤドーム

 3年ぶりにベストナイン選出ゼロに終わった中日で、にわかにホームランテラス待望論が再燃している。

 今年1月には長打力不足に悩む与田監督が「投手は大反対だろうが、本塁打が増えれば流れが変わる」などと設置を望む発言をしていたが、新型コロナ禍の影響から大減収とあってナゴヤドームの改修は絶望視されていた。

 ところが今月10日にナゴヤドームは医薬品を手掛ける興和と来年から5年契約で命名権契約(ネーミングライツ)を結んだと発表。「バンテリンドーム ナゴヤ」となることが決定した。契約料に関する詳細は明かされていないが、過去の他球場の例からも十数億円規模とみられる。そのため球団内からも「命名権で得たお金を回せばホームランテラスを導入できるのでは」と期待する声が出てきているのだ。

 ここへきて投手陣の間からも賛成派が出始めている。今季11勝6敗で防御率と最多奪三振の投手2冠に輝き、沢村賞を受賞した大野雄も以前は反対派だったが「最初にこの案が出たときは、本塁打が増えるし、ホーム球場だから『絶対に嫌だ、つけんといてくれ』と思っていたけど、もう打たないと勝てない、優勝できないので」と考えを一転させている。

 今季限りで現役引退した元投手の吉見氏もホームランテラス化には「賛成です。やっぱり点が入った方が面白いし、野球は点取りゲームなので。現役のときは『守り勝つ野球をしたい』『ロースコアの野球をしたい』と言っていたけど、見る側からすると点が入って、シーソーゲームの方が楽しいですよね」と言う。

 現時点でナゴヤドーム側から中日サイドにホームランテラス導入についての具体的な話は出ていないが…。〝バンテリン効果〟とチーム内外からの多数の賛成意見が集まれば潮目が変わるかもしれない。