オリックス〝見殺し打線〟が由伸メジャー挑戦のカギ握る

2020年12月16日 05時15分

大台突破に笑顔の山本由伸

 オリックス・山本由伸投手(22)が15日に大阪市内で契約更改に臨み、6000万円アップの年俸1億5000万円(推定)でサインした。

 8勝4敗、防御率2・20をマークし、奪三振のタイトル(149奪三振)を獲得したが、2年連続の最優秀防御率は終盤、ソフトバンク・千賀に譲り「悔しい気持ちもあるけど、いかに千賀さんがすごいかわかった。一緒に投げると楽しいし、ワクワクした」と笑顔を見せた。

〝無双の剛腕〟として球界屈指の好投手に成長した山本だが、防御率に比べて勝ち星が今年も2桁に届かなかった。打線の不発で見殺しにしてしまう試合も目立ち、チーム内では「由伸が1点、2点に抑えても打線が3点、4点を取れない。ずっと1点もやれないような投球をさせてしまっている。特に千賀とかエース級の投手をぶつけられるから余計に点が入らない。由伸が気の毒ですよ」との声も聞かれていた。

 さらに山本が将来的にメジャー挑戦を視野に入れていることで「チームは連続最下位だし、これだけの投球をしても思うように勝てないとなるとストレスが溜まらないか心配ですよ。メジャー熱に拍車がかかるかもしれない。何とかあいつがいる間に優勝しないといけない」と気をもむ関係者もいるほどだ。

 チーム得点は2年連続でリーグ最下位。来季に向けて「1年を通して絶好調でやりたい。全部勝てるようになりたい。調子の波がないようにしたい」と力を込めた山本だが…。何とか打線が力投に報いることが重要だ。