今年、国内フリーエージェント(FA)権を行使したヤクルトの小川泰弘投手(30)が15日、神宮球場に併設する施設で球団と残留交渉の場を持った。代理人を伴った小川と球団との話し合いは約20分。球団関係者の話を総合すると「進展はなかった」という。

 それでも球団側からは条件面で出来高の提示を改めて行ったという。行使前とトータルの金額の変更はないもようだ。小川サイドは「一度、持ち帰ります」という返事だったという。また球団は期限は設けないものの、来年のチーム編成が絡むため球団幹部は「できれば早めに返事がほしい」と伝えたと明かした。