中日関係者が吉見氏の熱い思いに共鳴 巨人戦にもっと燃えろ!!

2020年12月14日 11時00分

中日―巨人戦で乱闘となり、山崎武に殴りかかるガルベス(1996年)

 巨人に4年連続負け越し中の中日にとって逆襲のヒントとなるか。今季で現役を引退した吉見一起氏(36)が12日にCBCラジオ「若狭敬一のスポ音」に生出演。「星野さんじゃないですけどジャイアンツ戦には数倍気持ちを入れていきました。だから負けたときは悔しくて」と現役時代の打倒巨人にかける熱い思いを語った。

 吉見氏は2009年に16勝7敗で最多勝を獲得したが、巨人戦では1勝2敗。その年の契約更改でフロントから「ジャイアンツを抑えないと給料は上げない」と言われ、目標の金額には届かなかったという。だがこれが吉見氏の闘志に火をつけた。「だったらジャイアンツ戦に投げてやろうじゃないか」と翌10年には巨人戦7試合に先発し5勝1敗。「契約のときにジャイアンツ戦で5勝したので(年俸を)上げてくださいといったら上げてもらえました」と巨人戦での働きが評価され目標金額を勝ち取った。

 吉見氏が披露したこのエピソードについて関係者の間からは「さすが吉見だよ」「今の選手ももっと巨人戦で熱くなってほしい」という声があがっている。

 星野監督時代をよく知るOBの一人は「昔は親会社がライバル関係で読売には絶対に負けられないという気持ちがみんなにあった。でも今(の選手)はあまりそういうものが伝わってこない。(巨人の)岡本に対してもガツンとインコースの厳しいところを攻めていけば踏み込んでこれないのにそういうものもないんだよな。寂しいよね」と残念がっている。

 1974年には巨人の10連覇を阻止し、94年10月8日には同率での最終決戦を戦うなどかつての中日はどこよりも打倒巨人に燃えるチームだった。星野監督や吉見氏のようにYGマークに対して熱くなる選手がどれだけ出てくるかが巨人戦勝ち越しへの鍵となりそうだ。