日本一ソフトバンクに「2世」は不要! 工藤監督〝横一線〟の若鷹にオンリーワン化指令

2020年12月11日 06時15分

新入団選手会見で挨拶をするソフトバンク・工藤監督

 4年連続日本一の常勝軍団を率いるソフトバンク・工藤公康監督(57)が新人に強烈なメッセージを送った。10日に福岡市内で開かれた新入団会見。冒頭で指揮官は「一番いいところは選手層の厚さと常に球団の中にライバルがいること。そういう中で絶対に負けないという強い思いを持った選手が、レギュラーになって一軍で活躍している」と語りかけた。

 チームは12球団随一の競争力を誇る。家族も見守る中、12人の新鋭に伝えた。「育成であっても力があれば、支配下登録されてすぐに一軍ということもある。それがホークスの良さ」。ドラ1も育成最下位も今日から横一線だ。

 常勝軍団の門を叩く若鷹の背筋がピンと伸びると、さらに工藤流の野球観が詰まった持論を披露して若鷹の野心をくすぐった。

「柳田2世」と呼ばれるドラフト2位の笹川吉康外野手(18=横浜商)を引き合いに出して「ギータ2世と言ってもらえるのもすごくいいけど、僕自身は笹川1世になってほしいと思っている」。さらに、笹川がかつて柳田が背負った44番を継承することにも触れ「背番号というのは自分の成績でつくっていくもの。若い番号が欲しいという人もいると思うが、せっかく入団して番号をもらったからにはその番号を見た時に誰かと分かるくらい(代名詞にできるように)頑張ってほしい」と続けた。

〝○○2世〟や出世番号の継承ではなく、それぞれがオンリーワンの存在になって自分で付加価値を付けられる選手になってほしい。それが指揮官の願いだ。

 常識や規格を打ち破るような選手でなければ、鷹では長くは生き残れない。若鷹は応えられるか。