鷹のドラ2・笹川吉康オンリーワンで歩む「球界の天下人」

2020年12月10日 19時54分

新入団選手発表会見後、アトラクションでパワーを見せつけた笹川

 鷹のドラフト2位・笹川吉康外野手(18=横浜商)が、ロマンあふれる巨体を武器に野球界の〝天下獲り〟を目指す。ソフトバンクの新入団会見が10日、福岡市内で開かれた。今秋ドラフトで指名された育成8選手を含む13人のうち12選手が出席。背番号入りのユニホームに初めて袖を通し、プロでの意気込みを語った。

 ひと際目立つ巨体。背中の「44」の数字がよく映えた。かつて、あの柳田が背負った番号。規格外のスラッガーとして大成することを期待されている。身長193センチ、体重85キロ、胸囲とヒップはともに100センチ、足のサイズは29・5センチ、握力は左右両方80キロ超え、背筋力は300キロ…。高校時代には、2段構えの防球ネットを大きく越えて隣家のソーラーパネルを破壊する驚愕弾を放ったこともある。

 プロ野球知識は「一般人くらい」と無頓着。柳田を意識し始めたのも「周りから言われたので」という理由で今年に入ってから。ゆえに工藤監督から「(周囲に)『ギータ2世』と言ってもらえるのもすごくいいけど、僕自身は『笹川1世』になってほしい」と熱いエールを送られると合点がいった。「僕は全然プロの人を知らなくて、自己流でやってきた。だから、そっちの方が僕に合っていると思います」。指揮官のメッセージをしっかりと受け止めて、オンリーワンの大砲ロードを歩むことを力強く誓った。

「普通のホームランではつまらない。やっぱり観客のド肝を抜くようなホームランを打ちたいです」。豊臣秀吉と徳川家康から1字ずつもらった名前を後世に残す。「○○2世」じゃなく「笹川吉康」。大きな体にでっかい夢をのっけて、令和のスター候補が堂々と常勝軍団の門を叩いた――。