今季自己最多の8本塁打を放った阪神・陽川尚将内野手(29)が8日、500万増の2400万円で契約を更改した。

 71試合に出場した今季は先発機会も増え、持ち味の長打力を発揮するシーンもこれまでになく増えたが、本人が残念がったのは、9月下旬に新型コロナウイルスに感染し、一時、チームを離脱したこと。不可抗力に近い不運だったが「途中、コロナになってしまって、チームを離脱し、そういうところもありましたし」と約1か月近くの途中離脱に悔いが残るという。

 来季は初の二桁本塁打に加え、打率2割5分以上を目標に公言。外野手のレギュラー争いは、近大からドラフト1位・佐藤輝明選手が入団するなど、今季よりし烈となる。そんな点には「毎年新しい選手が入ってくるので、毎年競争になりますし。まずは自分のできることをしっかりやって結果を求めてやっていきたい」とキッパリ。ワイルドな風貌で、その虎党の間ではすっかり定着した自らの決めポーズでもある〝ゴリラポーズ〟の量産を期していた。