大荒れ中日契約交渉で異例の事態 厳格査定で〝1ケタ端数〟が続出

2020年12月02日 21時18分

山本は今季1100万円から4%減の1056万円(推定)でサインした

 大荒れとなっている中日の契約更改で6日目となる2日、藤嶋、勝野、山本、橋本、浜田達、石垣、佐藤、マルク、鈴木博、石川翔、高松の大量11選手が交渉に臨んだが、この日は全員がすんなりサインに応じ、粛々と行われた。

 そんな中で例年と違い、更改した選手の来季年俸に数万円単位の〝端数〟が続出。山本は今季1100万円から4%減の1056万円、石川翔は同700万円から9%減の637万円、高松は同600万円から8%減の552万円といった具合だ。

 例年なら交渉の席で端数があれば、選手によって数万円から数十万円程度の上積みを行う場合があったが、今年はコロナ禍で球団経営が大赤字とあって一切の〝情状〟を排除。加藤球団代表は「最後にちょっと数字を丸めることは正直、あったかもしれないが、今年はこういうシーズンなので厳格にやっているのは確かです」と明かす。

 今オフはここまで木下拓、福、福谷の3選手が保留し、査定の事前説明に不十分な点などがあったとして、プロ野球選手会が加藤球団代表に抗議文を送りつける事態となってしまった。しかし、情状が一切ないままで、すでにサインをした選手もいるだけに、今後もきっちり査定通りに進める方針の加藤代表は「そうしないと(サインした)選手も(納得しない)…。逆に言うと、そこを厳格にしてあげた方がいいのでは。万円単位になっちゃうところはあるかもしれないけど」と説明する。

 このまま中日は厳格な契約更改を貫き通すつもりだ。(金額は推定)