ロッテ・澤村のメジャー挑戦 古巣・巨人からは「菅野より大化けするかも」の声

2020年12月01日 05時15分

巨人で投手陣を支えた菅野(左)と澤村(2013年)

 ロッテの澤村拓一投手(32)が30日に米大リーグを目指して海外FA権を行使することを表明した。宣言残留もあるというが、メジャー挑戦は確実。新天地を早くも去ってゆくことに一部で非難の声が上がっているが、古巣の巨人は意外な反応を見せている。


 幕張の剛腕はメジャーでどれだけ通用するのか――。澤村が10年近く在籍した巨人では、実は意外なほどの高評価を得ていた。

 9月の電撃トレードでロッテのCS進出に大きく貢献したが、今季前半は極度の不振に苦しんだ。巨人では制球が定まらず、一時は三軍降格も経験した。首脳陣も澤村のポジションを確立させられず、活躍の場を新天地に求めることとなった経緯がある。

 そんな苦悩の日々を送っていた巨人時代でも、チーム関係者の間では条件付きながら「メジャーに行けば、もしかすると(菅野)智之よりも澤村の方が大化けするかもしれない」とささやかれていた。菅野は押しも押されもせぬチームの大黒柱。今オフにポスティングシステムを利用してメジャー移籍する可能性もあるが、絶対エース以上に澤村が輝けるとする根拠は何なのか。その最たる要因は、澤村が投じる超高速スプリットにあるという。

「あれだけ速いスプリットを投げられる投手もそうはいないし、智之の場合はスライダーが武器になる。メジャーでは横の変化にはある程度対応されてしまう傾向があるけど、打者の視界から消えるような澤村のスプリットの方が打ちづらいだろう」(同)

 澤村の武器は150キロ超のスプリットと150キロ台後半の剛速球。横の変化よりも縦変化を主体とする投球スタイルの方が、メジャーでは好結果につながるとの見方だった。
 
 あくまで「球種、スプリットに限ればの話」であって「制球力とか総合力では智之の方がはるかに上だよ」とも強調していたが…。巨人を離れ、ロッテで開花し、ついには海を渡ろうとしている剛腕SAWAMURAの動向に古巣も熱い視線を送っている。