ソフト次の標的は阪神・岩田

2014年03月17日 16時00分

ソフトバンクが調査に乗り出した阪神・岩田

 孫正義オーナー(56)から“ぶっちぎりV”を厳命されたソフトバンクが、トレードによる先発左腕獲得に動き出していることが分かった。16日の巨人戦(別大興産)は10―0の快勝でオープン戦9連勝。すでに他の追随を許さない強さを発揮しているが、唯一の泣きどころでもある左腕の補強は急務で、阪神・岩田稔投手(30)を第1候補に調査を本格化させている。

 

 孫オーナーにとって2年連続のV逸は屈辱以外の何物でもなかったはずだ。今季はリーグ優勝が“最低条件”で、6日に東京都内で行われた激励会では、孫オーナー自ら「今年はぶっちぎりで優勝すると心から信じております」とゲキを飛ばした。

 

 そのため、オフには国内移籍組だけでも李大浩(前オリックス)、スタンリッジ(前阪神)、サファテ(前西武)、ウルフ(前日本ハム)の4助っ人に加え、中田(前中日)、鶴岡(前日本ハム)のFA選手を獲得。オープン戦でさっそく効果が表れているが、まだ不安がないわけではない。

 

 先発陣ではオセゲラが外国人枠の関係で起用が難しい上、ベテランの帆足も開幕ローテ争いから一歩後退。ならばトレードで…と浮上したのが阪神・岩田だった。昨季は9試合の登板で2勝5敗、防御率4・95と不振に終わったが、2008年には2桁勝利を挙げて翌年の第2回WBCメンバーにも選ばれるなど潜在能力は高い。環境を変えれば完全復活はもちろん、大化けも期待できる。阪神も能見、メッセンジャー、藤浪に続く先発が不足していることを考慮し、実績ある新垣渚投手(33)の放出まで覚悟しているという。

 

 昨季も開幕前には「ローテーションが2つ組める」とまで言われたが、規定投球回数に達したのはエース・摂津だけ。今季も「実績のある外国人を獲ってきた分だけ去年より計算できるが、絶対的な先発が摂津しかいないという状況は変わっていない」(球団関係者)との声もある。孫オーナーが望む“圧勝V”に向けて、鷹に一切の抜かりはない。