中日「保留ラッシュ」覚悟の激シブ年俸提示 第1号・木下拓は2時間超交渉も提示額から上乗せなし

2020年11月27日 05時15分

期待の金額を引き出せなかった中日・木下拓

 中日の年俸闘争は波乱含みだ。契約更改初日の26日は今季自己最多の88試合に出場し、打率2割6分7厘、6本塁打と自己最高の成績を残した木下拓哉捕手(28)が保留第1号となった。

 盗塁阻止率は両リーグトップの4割5分5厘を誇り、シーズン後半からは正捕手の座をつかんだとあって今季の推定年俸1200万円から大幅アップを求めたとみられ、交渉は2時間以上にも及んだ。「モメたとかではない。もう一度家で考えさせてくださいということ。金額とかじゃないです。納得してからサインしたい」と説明した。

 しかし、加藤球団代表は争点となったのは「金額です」と明言。さらに、査定通りの金額を提示したと強調した上で「(初日なので)これは言っておこうと思うが、今年については査定を元に出した金額を譲るつもりは、これっぽっちもありません」と声高に訴えた。

 査定方法は昨年までと同じだが、新型コロナウイルスの影響で143試合から120試合に減少した分、加算する査定ポイントが伸びず、逆に規定打席に届かなったのがマイナス材料となった。

「去年は納得したら、ちょっと上げたりしたことは確かにあったが、今年の場合は経営的には非常に厳しい状況で情状の部分は入れられない」と強調した加藤代表は「今季は保留しても提示金額を変えることはできない」と念押し。「そんなことは思いたくないけど、保留ラッシュになるかも分からない」と覚悟も決めている。今季3位で8年ぶりのAクラス入りを果たした中日だが、オフは大荒れとなるかもしれない。(金額は推定)