
中日・高橋周平内野手(26)が26日、ナゴヤ球場で契約更改交渉に臨み、2000万円アップの年俸8000万円でサインした。
今季は7月に左太もも裏の肉離れで約10日間の離脱こそあったが、3年連続で規定打席に到達する108試合に出場し、9年目にして初めて打率3割超えを達成した。
しかし、交渉は1時間以上にも及び予定時間を大幅にオーバー。「(年俸)1億は最初から期待はしていなかったけど、2500万は上げてほしかった。8年ぶりにAクラスに入ったし、Bクラスだからとずっと言われてやってきたんで。自分の目標だった3割は達成して、活躍した時は上げてもらわないと困る。ずっと我慢してきた部分もある。みんなも不満を持っていたので」と打ち明ける。
それでも「もう少し上がるかなと思っていたけど、こういう(コロナ禍の)状況ですし、しょうがないですね。(複数年契約選手を除いて順番が)トップだったんで言わなきゃいけなかったし、言いたいことは言わせてもらった。言える年でもあるんで」と主将としてナインの〝銭闘〟に立つ姿勢はしっかり見せた格好だ。
来季へ向けて「キャプテンを来年もやると思うけど、来季優勝しないと給料は上がらない。優勝したら上げてくれるというんで、そんな簡単じゃないですけど優勝したい。僕自身は3割ということはあんまり意識してやりたくなくて、もう少しホームランを2桁は打ちたい」ときっぱり。来季こそチームを10年ぶりVへけん引する活躍を見せて高橋は、晴れて1億円プレーヤーの仲間入りを果たすつもりだ。(金額は推定)
【関連記事】