巨人のキャプテン坂本勇人内野手(31)が2年連続で4連敗を喫した日本シリーズを総括した。

 歓喜する鷹ナインの姿をベンチから見つめた背番号6は「去年の悔しい思いを、今年は何とかやり返したいという気持ちで臨みましたが、力足らずが結果に表れてしまいました」と4連敗を受け止めた。

 この日は初回に先制の適時二塁打を放ったもののシリーズ成績は13打数3安打、打率2割3分1厘に終わった。チームとして力負けしたことに「この悔しい気持ちを一人ひとりが強く持って、来年レベルアップできるようにしたい」と来季を見据えた。

 開幕直前に新型コロナウイルスの陽性者となったが、徐々に調子を上げリーグ2連覇に貢献すると今月8日には2000安打も達成。それでも最大の目標だった日本一は持ち越しとなった。

「ファンの方には、1年間温かい応援をいただきありがとうございました。期待に応えることはできませんでしたが、来年チームとして成長した姿を見せられるように頑張ります」とファンに感謝したキャプテン。来季こそはG党に最高の結果をプレゼントする。