賛否両論!日本ハム・栗山政権10年目は脱「俺が悪い」路線

2020年11月23日 06時15分

低迷脱出へポリシーを変える日本ハム・栗山監督

 指揮官の〝脱・俺が悪い〟で、低迷脱出はできるのか。来季で就任10年目を迎え、自身が持つ球団最長記録を更新する日本ハムの栗山英樹監督(59)。これまでに2度のリーグ優勝を誇るも、2016年を最後に優勝から遠ざかり、今季は2年連続で5位に沈むなど、ここ数年は苦しいシーズンが続いている。

 そんな中、11月17日に正式に決定した来季の続投に対しては、ファンの間でも賛否両論状態に。そんなファン心理を読んでか、栗山監督自身も「自分でいいのかというのはもちろん自分が一番感じている。9年間いろいろありましたけど、こんなに悔しかったシーズンはなかった。ファンの皆さんからしたら『それはお前の力不足だろ』と言われるのはよくわかってますけど、ただそれ以上に悔しかった、と言うシーズンだったので」と、悔しさを強調した。

 また、就任決定後の指揮官の言葉の中には、これまでの〝栗山英樹像〟を大きく変えるであろう、意外な発言もあった。

「すべてをさらけ出す。嫌なものは嫌だし、やってほしいことはやってほしいし、とにかく表現していくしかないなって。それははっきりと口にするので。ここは申し訳ないけど、情はすべて捨てていくつもりなので」

 これまでの栗山監督は、敗戦後の取材時にあえて選手を責めず「俺が悪い」と、全責任が自身にあることを強調する発言が目立ったが、来季はそれらのスタイルからの脱却を示唆した格好。この〝脱・俺が悪い〟が、来季のカギを握りそうだ。

 これまでも、選手の間では「明らかに、自分たちが打てなかったり打たれたりして負けたのに『俺が悪い』と言われてしまうと、嫌味のように聞こえてしまうし、かわされたような気がしてしまう。どうしても真正面からぶつかっていけない」との声が聞こえており、今回の指揮官の発言の真意は、そういった選手の声を意識したものと見られる。

 温厚な性格で知られる指揮官だが、来季は心を鬼にして、悲願のV奪還に挑む。