【日本S・第1戦】G菅野キラーだ! 鷹エース・千賀も最敬礼「栗原さん」が4打点 

2020年11月21日 23時35分

一気に「主役」となったソフトバンク・栗原

 ソフトバンク・栗原陵矢捕手(24)が、21日の巨人との日本シリーズ第1戦(京セラ)で先制弾を含む3安打4打点の大暴れ。試合後、7回無失点のエース・千賀滉大投手(27)から「栗原さんがいい打撃をしてくれた」と感謝を込めて〝さん付け〟される印象的な活躍だった。

 2回、巨人のエース・菅野の甘く入ったスライダーを振り抜き先制2ランを叩き込むと勢いに乗った。4回は右二塁打、6回は左中間へ2点適時二塁打。球界屈指の右腕を粉砕する3長打はいずれもファーストスイングで仕留める天才的な打撃だった。

 ロッテとのクライマックスシリーズ(CS)では2試合連続の無安打。リーグ4位タイの73打点、同5位の得点圏打率3割3分3厘のクラッチヒッターの沈黙がチームに暗い影を落としていた。だが、いきなりの固め打ちで〝逆シリーズ男〟化の懸念を杞憂に終わらせた。

 今シリーズを前に、24歳は「グラウンドに来てボードを見て自分の名前があった時には『楽しむぞ』という気持ちよりも『何とかしないといけない』という気持ちの方が大きかった。クライマックスの分もありましたので…」と燃えていた。「CSであれだけボロボロにやられていたので、そういう意味でも、もう相手はすごい投手ですし、自分が背負うものは何もないと思って『もう無茶苦茶やってやろう』と思っていました」。いい意味の開き直りが好結果につながった。

「初戦が取れたことは大きい。明日はまた明日」。目覚めた若きクラッチヒッターが主役候補に躍り出た。