【日本S・第1戦】巨人頼みの菅野が6回4失点KO 周東封じ成功も…栗原に4打点献上

2020年11月21日 21時08分

6回、ソフトバンク・栗原(奥)に中押しの2点タイムリー二塁打を許した巨人・菅野

 まさかの降板――巨人・菅野智之投手(31)が21日、ソフトバンクとの日本シリーズ第1戦に先発。敵軍先発・千賀とのエース対決に闘志全開で臨んだが、要所で制球に欠いて6回4失点でマウンドを降りた。

 6回を投げ終えた背番号18は、ベンチにどっかと腰を下ろすと鋭い視線をフィールドへ向けたまま、厳しい表情を崩さなかった。「胸を突き合わせた状態で、しっかりした勝負ができれば」と臨んだマウンド。打線の援護がないなか、打ち込まれたのは周東でも柳田でもなく、伏兵・栗原のバットだった。

 両軍無得点で迎えた2回、無死一塁で迎えた栗原の第1打席。カウント2ボールからの3球目、内角スライダーがやや真ん中に入ったところを捉えられ、右翼スタンドへ先制2ランを献上してしまう。

 4回には二死走者なしから右翼線二塁打を許し、2点ビハインドで迎えた6回、二死から柳田に死球。グラシアルに右前打を許し一、二塁とされると、今度は外角150キロの直球を狙われた。

 G党の悲鳴が響く中、打球は左中間を深々と破り、2者が生還。口を真一文字に結んだ菅野は、悔しさを押し殺しマウンドに立ち尽くした。

「周東選手を塁に出さない。で、中軸につながないことが一番」と語っていた通り、警戒していた1番・周東こそ無安打に抑え込んだ。しかし、待ち構えていたのはクライマックスシリーズで不調にあえいでいた栗原。完全に足をすくわれた。

 菅野は6回、87球で降板。2番手・戸郷にマウンドを譲った。大事な初戦で思わぬ結果となった。