阪神ドラ1・佐藤輝明  脚でも金本超えだ!!

2020年11月19日 11時00分

母校・仁川学院高を訪問し、プロ入りを報告した佐藤輝

 阪神のドラフト1位・佐藤輝明内野手(21=近大)が18日、西宮市の母校・仁川学院高を凱旋訪問しプロ入りの「報告会」に参加。「自分の才能を信じ、やるべきことをやれば、結果は必ず証明できる」と在校生200人に目標や夢を持つことの意義を語った。

 後輩を前に、佐藤輝は自らの高校生活も披露。2年の春にウエートトレーニングを開始し、65キロの体重が卒業時には95キロになった。打撃の飛距離も劇的に伸び、本塁から約100メートルの距離にある校舎3階の窓ガラスを割った逸話も明かし、在校生を和ませた。

 プロでの目標を「本塁打王」とし、現在もウエートは“日課”という。右翼から左翼へ吹く浜風で、左打者が右翼への柵越えを放ちにくい甲子園で「どう本塁打を打つか。同じ左なんで、どういう心構えで(打席に)入ればいいか聞いてみたいです」と、目標の選手に前監督で「鉄人」こと金本知憲氏(評論家)を挙げた。

 鉄人2世のポテンシャルは「打」だけではない。今後次第では、脚力でも偉大な先輩に並び、追い越すことだってできる。そう期待を寄せるのが鉄人の生みの親で、本紙連載「アスリートの解体書」が好評を博した「トレーニング クラブアスリート」代表の平岡洋二氏だ。

 佐藤輝はこの日、筋トレで得られるパフォーマンスの向上について「打撃もありますが、脚も速くなった」と証言。平岡氏は「プロ入り前から、この感覚を理解できているのは、なかなかのこと。プロ入り後もよりトレーニングに対する知識や理解を深め、継続して鍛えれば楽しみな選手になると思う」と話す。

 金本氏が平岡氏と出会い、二人三脚で体づくりに着手したのは大卒でプロ入りした後。金本氏は最も早く走れた時期を「最も体重が重たかった33歳」と振り返っている。それだけに、10代から日々の鍛錬が習慣化している佐藤輝が「脚」でも鉄人に迫り、追い越すことは十分に可能。矢野監督も「フォーティー・フォーティー(40本塁打・40盗塁)」を期待する金の卵だけに、飛距離とともに「いくつ走れるのか?」の韋駄天ぶりにも今後は注目が集まることになりそうだ。