西武・辻監督がオーナー報告 CS出場権争い評価も「目指すところはそこじゃない」

2020年11月18日 20時23分

後藤オーナー(左)へシーズン報告を行った西武・辻監督(代表撮影)

 西武・辻発彦監督(62)が18日、都内で後藤高志オーナー(71)へ今シーズンの終了報告を行った。
 辻監督はリーグ3連覇を逃し、優勝したソフトバンクに15・5ゲーム差の3位に終わった今季を振り返り「勝つために何が必要かを十分勉強させられた。来季は必ずペナントを奪還できるように頑張る」と就任5年目となる来季に不退転の決意を語った。

 報告の中では一時、2位・ロッテとの9ゲーム差を逆転し119試合目までCS出場権争いを展開した後半戦の戦いを称賛されたという。

 指揮官は「目指すところはそこじゃないんですけど、そこまでのところを評価してくれて『来年もぜひお願いしたい』と言われた。本当に今年の反省を生かしながら頑張りたいという気持ちになった」と続けた。

 反省点の一つはシーズンを通して低迷を続けた打撃陣。辻監督は「一人ひとりの役目を改めて選手と話をしながら(確認する)。しっかりとチームがひとつになって戦うというところ」とし、今季、終盤追い上げの原動力となったブルペン陣の奮闘と投手力整備にはこう言葉をつないだ。

「143試合を戦う上で投手力が一番重要なところ。それを逆算できる戦いが(勝利への)一番の近道。今年は森脇、平良の成長、ギャレットの加入で薄っすらと勝ちパターンが見えてきた。そこまで持っていくために先発陣が高橋光成を軸に強固なものになってくれば、しっかり優勝を狙えるものになってくると思う」

 ブルペンでしか勝てなかった今季の反省を生かし、V奪回が目標となる来季は勝ちパターンの多様化がチームにとってのテーマとなってくる。

 辻監督は「来年はまた(打線が)ガンガン打つかも分からない。打つかも分からないけど、打てない時にはそういう(守り勝つ)戦いになる。どんな戦いに持ち込んでも勝負できる戦い方をしないといけない」と言葉に力を込めていた。