ソフトバンク・工藤監督が「鬼滅の刃」を引用してナインに〝全集中指令〟

2020年11月13日 19時44分

ホークスナインと工藤監督

 〝全集中〟でいくぞ――。

 4年連続日本一を狙うソフトバンクは13日、本拠地ペイペイドームでクライマックスシリーズ(CS=14日開幕)ロッテ戦に向けて最終調整。練習前の訓示では、工藤公康監督(57)が大人気漫画「鬼滅の刃」を引用して檄を飛ばした。

「我々は挑戦者。V4を目指して次のステージに行かないといけない。〝全集中〟で行ってくれ!」。短期決戦の戦いを知り尽くした指揮官は、ここぞの集中力が勝敗を左右すると考えていた。

「(目の前の試合に)すべてを注ぐくらいの気持ちで臨んでほしい、ということを集約して言わせてもらった」

 キャッチーなワードを拝借して訴えかけた真意は、ナインに伝わったはず…だったが「流行っているとのことだったので使ってみましたが、笑いは起こりませんでした」。それでも指揮官自ら苦笑いを浮かべてシーンを暴露する辺りが、雰囲気の良さをうかがわせた。

 レギュラーシーズンで14ゲーム差をつけての独走Vを飾ったが、11勝12敗1分けと唯一負け越した相手がロッテだ。「油断してはいけない緊張感がある。明日のことを考えるよりも、今日どうやって勝つかを常に考えていきたい」。

 初戦で王手をかけるべく、マウンドには当然のようにエース・千賀を送り出す。「今季(投手)3冠を取るなど素晴らしい投球をしてくれた。僕自身、すごく期待している。できれば最後まで行ってほしい」。これ以上ない言葉で第1戦を託した。

 打のキーマンには周東を指名。「周東を中心にしっかり走ってかき回すことができたら、こちらのペースで野球ができる」。選手を信じ、青写真通りのタクトを振るうつもりだ。

「僕らの目標はあくまで4連覇という所にある」。1つ目の山を越えなければ、2つ目はない。着実に「頂」へと登っていく。