広島・ジョンソンが退団「沢村賞、3連覇、黒田さんと投げたことが記憶に」

2020年11月12日 05時00分

恋女房だった石原慶(右)と引退試合で抱き合ったジョンソン

 広島のK・ジョンソン投手(36)が今季限りで退団することが11日、決まった。

 2015年に来日し140キロ後半の直球とスライダー、チェンジアップを武器に1年目から14勝を挙げる活躍。25年ぶりのリーグ制覇を果たした16年には15勝を挙げて外国人選手としてはジーン・バッキー(阪神)以来、52年ぶりとなる沢村賞を受賞した。

 しかし、先発ローテの柱として期待された今季は開幕から低空飛行が続き10試合に登板しながらも0勝7敗、防御率6・10と戦力にならず9月4日に出場選手を抹消。ファームでも打ち込まれる試合ばかりで、球団側は床田や遠藤ら先発ローテを担うことができる若手が台頭してきたことを鑑み、来季の契約をしない方針を固めた。

 この日、帰国の途に就いた左腕は広島で取材に応じ、まさかの0勝に終わった今季を「残念なシーズンだった…。ただ、チームメートは本当に苦しいときにサポートしてくれたし、思うような成績は残せなかったが、ファンも温かいサポートをしてくれた」と周囲へ感謝を述べた。

 また日本での6年間については「来日初登板初勝利、沢村賞をいただいたこと、黒田さんと一緒に投手として投げたこと、3連覇の一員に加わることができたことは記憶に残っている」と振り返った。

 NPB通算57勝(37敗)を挙げ、3連覇に貢献した最強左腕が静かに赤ヘルに別れを告げた。