巨人が11日、宮国椋丞投手(28)とナティーノ・ディプラン投手(26)と来季の契約を結ばないことを通告。また高木京介投手(31)を自由契約にすると発表した。

 宮国は2010年のドラフト2位で沖縄・糸満高から巨人に入団。186センチの大型右腕はプロ3年目の13年には開幕投手を務めたが、先発ローテに定着できずリリーフに転向した。18年には中継ぎとして29試合で防御率1・97の成績を残した。

 19年から原監督、宮本投手コーチから期待を受けるも勝ちパターンに定着できなかった。昨オフ、首脳陣に先発再転向を直訴してプロ10年目の今季に臨んだが、10月6日に右肩コンディション不良で登録を抹消された。

 高木は今季、左のセットアッパーとして17試合に登板。前半戦のチームの快進撃を支えたが、8月3日に股関節の違和感で登録を抹消された。ファームでリハビリに励んでいたが、早期回復の見込みが立たなかったもよう。球団は高木と育成契約を結ぶ方針だという。