〝鷹の鉄腕〟モイネロは日本シリーズが終わっても投げる!

2020年11月11日 09時15分

奇抜なヘアースタイルも魅力のモイネロ

 頼もしすぎる男だ。14日から始まるポストシーズンを前に、ソフトバンクの「8回の男」に君臨するリバン・モイネロ投手(24)が、過密を極めた今季のNPB全日程終了後も〝シーズン延長〟を志願した。

 今季40ホールドポイントを挙げて「最優秀中継ぎ投手」に輝いたキューバの至宝。防御率1・69、奪三振率14・44などハイパフォーマンスでブルペンを支え、柳田とともにMVPに推す声は球界内でも少なくない。シーズン序盤、波に乗れないチームが勝ち星を拾い続けられたのは、モイネロの奮闘なくしてはあり得なかったからだ。

 登板過多を懸念されるほどのフル回転だったが、本人はむしろ意気に感じてマウンドに上がり続けてきた。2018年からの登板数は49、60、50。毎オフにはカリビアンシリーズ(中南米5カ国の代表チームが争う大会)やプレミア12出場など、休む間もなく投げてきた。

 その心意気と姿勢は今後も変わらない。まだNPBでのクライマックスシリーズ、日本シリーズが始まっていない段階で、モイネロはこう言い切った。「キューバに戻っても僕は出たいと思っているよ」。あくまで個人的希望だが、キューバ国内リーグへの参戦をすでに直訴。コロナ禍によるNPBの開幕延期でキューバ帰国が例年よりずれ込み、必然的にオフが短縮されるにも関わらずの〝野球漬け〟志願は、鉄腕の矜持を示した形だ。

 首脳陣の起用方針もあり、9月は8試合、10月も9試合の登板で物足りなさすら感じているという。日本シリーズの先まで見据える男に休息の二文字はない。