トミー・ジョン手術は回避… 日本ハム・斎藤佑樹が「PRP療法」で11年目の復活目指す

2020年11月10日 18時34分

斎藤佑樹

 右ヒジ痛の悪化によりノースロー調整が続く日本ハムの斎藤佑樹投手(32)が、オフに「PRP療法」を中心とした再生医療で患部の治療を行うことが分かった。

 今季の斎藤は10年目で初めてとなる一軍登板なしに終わり、二軍戦でも、中継ぎとして19試合に登板して1勝3敗、防御率9・31と振るわず。9月後半からは、古傷である「肩関節唇損傷」の後遺症が悪化し、一時ノースロー調整に。その後、何とか実戦に復帰するも再び症状が悪化し、10月16日の二軍戦登板を最後に実戦登板はなくシーズンが終了した。

 吉村浩GMは8日、斎藤の今後について「(症状や治療法について)話は終わった。方針については決まった」と話しており、現役続行が既定路線となっていたのは本紙既報通りだ。

 関係者の話を総合すると、当初は可能性は低いながらも、トミー・ジョン手術など復帰に時間を要する大手術なども選択肢の一つとしてあったが、復帰までに1年以上の時間を要することや、複数の有識者へのヒアリングの結果なども加味した末に「PRP療法」を受けることを選択した。

 同治療は過去に大谷(エンゼルス)や田中(ヤンキース)なども受けた経験のある保存療法。早ければ近日中に治療を開始し、最短では2か月ほどで全工程が完了予定となっている。

 順調にいけば、キャンプインまでに投球を再開できる見込みだ。以前から本人は「ボロボロになるまで野球をやりたい」と話しており、今年で32歳となった右腕にとっては大きな決断となった。