中日・大野雄大投手(32)が8日、ナゴヤ球場で投手陣練習に参加した。

 今季20試合に登板し、11勝6敗、防御率1・82。広島・佐々岡監督が「相当疲労がたまっている」と防御率2位(1・91)の森下を残り2試合では先発させない方針を明らかにしたため、2年連続で最優秀防御率のタイトル獲得が有力視されている。

 大野雄は「防御率については全部の試合が終わるまではわからないので、今の段階では何も言えないです」とコメント。

 また現在、148奪三振でこちらもタイトル獲得が濃厚な最多奪三振については「三振は完全アウトなので取れることに越したことはない。三振を多く取れるのはうれしいことですし、タイトルも取れたらもっとうれしいですね。木下拓が三振を多く取れるリードをしてくれているので感謝したいです」と恋女房への感謝を口にした。

 今季10完投6完封の大野雄は14勝(2敗)を挙げ、最多勝が確定している巨人・菅野との沢村賞争いも注目されている。