ソフトバンク周東が若鷹に及ぼす〝足だけじゃない〟効果 王会長がベタ褒め解説

2020年11月07日 11時00分

周東は自慢の足以外でもチームを支えている

 その貢献度は俊足ばかりではない。先月30日の西武戦で13試合連続盗塁の世界記録を樹立したソフトバンク・周東佑京内野手(24)は、存在そのものがチームに波及効果をもたらしている。

 それをしみじみと実感しているのは、他でもない王貞治球団会長(80)だ。「今年はなんといっても周東。こんなに頼りになる選手はいない」とまで言う。

 ここまで49盗塁。初タイトルもほぼ確実にしている中で、王会長が感銘しているのは結果ばかりではない。入団2年目の昨春に支配下となり、わずか3年で一軍のリードオフマンにまで成長したサクセスストーリーにも一目置いている。同じ育成出身の千賀や甲斐、石川らとともに、明日のスターを夢見る選手に希望を与えているからだ。

「育成上がりの人たちが活躍しているんで、やっぱりそういうのを(周りは)見ている。今まで一緒にやっていた選手があんなに(ペイペイ)ドームで活躍しているとなると『よーし、次は俺の番だ』となる。そういった意味ではファームで練習していても、ものすごく一軍の試合が近く感じられるし(育成選手も)感じているように思う」と王会長は言う。

 第2の周東や第2の千賀となりうる選手は、まだわんさといる。何を隠そう王会長も「ファームのビデオを見たりしていても、選手の躍動感がある。次はこの選手(がブレークする)かなと思いながら見るのが本当に楽しみなんだ」と心ときめかせている一人だ。この連鎖が続く限り、ソフトバンクは常勝チームであり続ける。