藤川「22」福留「8」能見「14」…近大・佐藤ら阪神〝新戦力〟は背番の重みに耐えられるか

2020年11月06日 05時15分

4球団競合の末、阪神入りが決まった近大・佐藤

 ドラフトで8選手を指名した阪神が新入団選手の背番号を思案中だ。今年は1位指名で4球団が競合した近大・佐藤輝明内野手(21)を引き当てたほか、6位の中野拓夢内野手(24=三菱自動車岡崎)までが大学・社会人の即戦力候補。しかも今年は〝いい番号〟が揃っており、悩ましい選択を迫られている。

 背景にあるのが世代交代だ。今季限りで引退する藤川の「22」に、退団する福留の「8」や能見の「14」など、今オフはチームを支えた主力の番号が空く。金本前監督の「6」や昨年退団した鳥谷(現ロッテ)の「1」など、もともと1桁台の空き番も複数ある。

 となれば、次代を担う金の卵たちにはポジションや役割に応じ、歴代看板選手の〝後継者〟となり得る番号を託したくなるもの。だが、スカウト歴もある古参OBは「ウチに限らずだけど、特に今の子には期待の表れとか誰々の後継者、二世みたいな扱いでいい番号をあげると、それが重荷になってしまうのかな、なんてケースが目立つ」と話す。逆に入団時は大きな番号でも「気がつけば違和感ないっていう方が、本人にとってもいい気がする」(同)という見方もできる。

 典型例が1985年の日本一で中軸を担ったバース、掛布、岡田だ。バースの「44」は現在、梅野、掛布の「31」はマルテ、岡田の「16」は西勇が背負っている。3人とも主力選手だが、85年の面々とキャラは被っていない。それでも違和感がないのは「彼らが背番号の歴史に負けないだけの働きを見せているから」(前同)だ。

 注目のドラ1・佐藤をはじめ、新人たちにどんな背番号が割り当てられるのか。12月に行われる新入団発表で全貌と各選手への期待値が明らかになる。