サヨナラ負け巨人・原監督 日本Sに向け救援陣に苦言「なかなか勝負はできないでしょうな」

2020年11月05日 22時59分

サヨナラ負けした巨人・原監督

 巨人が、5日に行われた広島との今季最終戦(マツダ)に延長10回、4―5で敗れた。

 連日、気温15度を下回るなかでのゲーム、しかも連敗とあって原辰徳監督(62)のコメントも渋め。中でも表情を曇らせたのが、リーグ連覇に大きく貢献した救援陣だった。

 まずは楽天からトレード後、大車輪の活躍を見せた変則左腕の高梨。2点リードの8回、必勝のマウンドを託されるも大乱調。一死走者なしから3四死球を与えると5番・会沢に2点同点タイムリーを浴びた。

 さらに6番手に登板した田口だ。自軍の勝ちがなくなった直後、10回、自身の悪送球も絡んで招いた一死一、三塁のピンチで4番・西川に右前打。一時はサヨナラ適時打の判定も、右翼手・松原の好返球と原監督のリクエストで覆り命拾い。しかし、申告敬遠で満塁策を取るも、結局松山にサヨナラ打を浴び万事休した。

 すでに優勝後の〝消化試合〟とはいえ、日本シリーズが控えていることを考えれば、不安は残る。高梨はシーズン中の疲労もあり、この日のマウンドは10月30日以来だった。田口は現在離脱中の絶対的セットアッパー・中川をカバーする役割を期待されている。

 原監督は今季の過酷さを理解しつつも、大舞台を考えれば多少のゲキはやむを得ないといった様子でこう語った。

「(高梨は)やっぱり3つの四死球じゃあね。なかなか勝負はできないでしょうな。今までずっといい状態で来ているから、少し自分を見つめ直す部分でいいんじゃないでしょうかね」

 田口にはこう苦言を呈した。「田口もああいうプレッシャーのかかる場面で(役割が)くるわけだからね。まあ、今日がプレッシャーがかかっているかどうかというのは、本人がどう感じているかでしょうね」

 この日は三塁コーチャーに元木ヘッドコーチを据えるなど、シリーズへ向けた危機管理は着々と進めている。あとは、なかなか本調子とならないナインの状態にかかっているが…。シーズンも残り4試合。その戦いぶりも気になるところだ。