広島・長野久義外野手(35)が自身10度目となる2桁本塁打に到達した。

 5日の巨人戦(マツダ)に「1番・左翼」で先出場すると、3回二死走者なしの場面で迎えた第2打席で、相手先発・サンチェスから左中間席の最深部に突き刺さる10号ソロアーチ。この日は無風だったが、広報を通じて「打ったのはカットボール。良い風に乗ってくれました。追加点につながってよかったです」と恒例の〝風コメント〟となった。

 試合前には10月31日の中日戦(ナゴヤドーム)で達成した150本塁打の連盟表彰を受賞。両軍のファンから盛大な拍手を受けたが、これに飽き足らず古巣・巨人との今季最終戦で値千金のメモリアルアーチを放ち、またもや大きな拍手を浴びていた。