日本ハムは5日、千葉県鎌ケ谷市内の球団施設で、黒羽根利規捕手、白村明弘外野手に対して戦力外通告を行ったことを明らかにした。

 黒羽根は2005年に日大藤沢高からドラフト3位で横浜ベイスターズ(現DeNA)に入団。14年には正捕手として109試合に出場し、打率2割6分4厘と好守で活躍した。17年のシーズン途中に行われたエスコバーとのトレードで日本ハムに移籍するも、新天地では思うような結果を出せず、今季は一軍昇格がなかった。

 白村は2013年に慶大からドラフト6位で入団。投手として15年には50試合に登板、防御率2・03と好成績を残したが、昨季キャンプ中に突然野手転向し話題に。強肩強打のポテンシャルに大きな注目が集まったが、ブレイクには至らなかった。

 以下2選手のコメント。
 
 黒羽根「野球を続けていきたい気持ちはあるので、そこに向けて頑張りたいと思います。ファイターズはめちゃくちゃ好きな球団でした。このメンバーで優勝したかったですけど、まったく貢献できなくて悔いが残ります。ファイターズファンのみなさん、ありがとうございました。ほかのチームでプレーできる機会があったら、また応援していただければうれしいです」

 白村「やり切りました。引退したいと思います。ファイターズでこれ以上ないぐらいできました。投手も野手もやるという経験ができたのはファイターズだから。山あり谷ありの7年間でした。ピッチャーのときも、野手に転向するときも変わらずにずっと応援してくれたファンのみなさんにありがとうございました、と伝えたいです。また、僕が野手に挑戦する姿に希望を持ってくれたファンの方に希望や勇気を届けることができなくて申し訳ない気持ちです。ずっと支えてくれた家族には今までありがとうと伝えたいです。そして、今まで自分を指導してくれた皆さんのおかげでプロ野球選手になれました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです」