西武が4日の日本ハム戦(メットライフ)に10―3で大勝し、貯金3。116試合目でロッテを抜き単独2位に浮上した。

 15号3ランを含む2安打4打点と活躍したコーリー・スパンジェンバーグ外野手(29)は「シーズンの最後をいい形で終えられるように。CS進出に向けて負けられない試合が続く中で1日1勝しか積み上げられない。その1勝のために必死で戦った結果がいい本塁打になってよかった」とチームプレーヤーらしく語った。

 辻監督はスピード、長打力、なにより全力プレーを信条とする助っ人を「打球の速さ、強さはすごいものがある。選手としては外野はちょっと不安があるけど内野の動きはいい。足も速いし、もっと日本の野球にアジャストできればさらにいい選手になる」と来季へのお墨付きを与えている。

 もちろん球団もその構え。4日現在、リーグワーストの147三振と粗さも目立つが、来季再契約は決定的な状況となっている。