広島が異例の〝ダブルリクエスト〟を経て先制点を挙げた。

 4日の巨人戦(マツダスタジアム)は0―0で迎えた5回裏に試合が動いた。一死満塁の場面で4番・西川龍馬内野手(25)はイレギュラー気味の遊ゴロ。捕球した坂本が懸命に足を伸ばして二塁ベースを踏みアウトとすると、すかさず一塁へ送球した。しかし、こちらは西川の足が早くセーフの判定だ。


 いずれも微妙な判定とあってまずはベンチを飛び出した巨人・原監督が一塁の判定にリクエストすると、負けじと広島・佐々岡監督も二塁の判定に対するリクエストを要求した。

 リプレー検証の結果、ともに判定通り二塁アウト、一塁セーフで〝リクエスト勝負〟は痛み分けとなったが、これにより広島に1点が転がり込んだ。