広島・菊池涼介内野手(30)が値千金の同点アーチだ。3日の巨人戦(マツダ)に「8番・二塁」で先発出場すると終盤の9回に見せ場が訪れた。打線が巨人・戸郷に8回まで無失点に抑えられ、9回も二死一塁とあと1アウトで完封負けという土壇場の打席で初球の直球をフルスイング。高々と舞い上がった打球は右翼席へ飛び込む10号2ランとなった。

「九里が本当に頑張って投げていた。何とか同点につながるホームランになってよかった。風にも助けられました」とコメント。自身5年連続となる2ケタ本塁打達成となる一発で9回2失点の力投を見せた九里亜蓮投手(29)の黒星を消してみせた。