2位・ロッテを追う3位・西武は2日の日本ハム戦(メットライフ)に4―0で勝利。貯金を「1」とし、残り6試合でCS出場圏内まで1ゲームとその差を縮めた。

 攻撃陣は初回に栗山の2点タイムリー、5回に木村の8号ソロ、8回に愛斗のタイムリーで4点を奪取。投げては先発・榎田が7回途中1安打の快投を見せると、森脇―平良―ギャレットが無失点でつなぎ負けられない試合をものにした。榎田は今季初白星。

 辻発彦監督(62)は「今日の勝利はやっぱり榎田ですね。今日は(今年)一番よかった。真っすぐに力があった。それで変化球が生きた。(2番手の森脇は)いいところを攻めて四球になった。あの二死満塁のピンチを打ち取れたということが自信になって、より自信を持って投げれるピッチャーになってもらいたい」と先発左腕とこれで試合連続無失点の森脇を称えた。

 さらに指揮官は「チームがこれだけ打てない中、わずかなリードで勝ちに結び付けてくれているのは後ろの投手のおかげ」と盤石のブルペン陣に最敬礼だ。

 泣いても笑っても今季は残り6試合。ロッテにあと1ゲーム差と接近したことには「とにかくウチは一試合一試合。また明日の試合も勝たなきゃいけない。全ての試合に最善を尽くして、どういう結果になるかしか考えられない」と強調した。