広島・森下が10勝目 期待される“堂林超え”

2020年11月02日 11時00分

ウイニングボールを手に笑顔の森下

 広島のドラフト1位・森下暢仁投手(23)が1日の中日戦(ナゴヤドーム)に先発し、8回無失点の好投で10勝目を挙げた。この白星で球団では2014年の大瀬良以来となる新人2桁勝利を達成し、新人王争いのライバル・巨人戸郷には2勝差をつけた。さらに防御率は1・91となり中日・大野雄に次ぐ2位に浮上。新人が最優秀防御率を獲得すれば1999年の上原浩治(巨人)以来の快挙になるが、右腕は「ここまで来たら取りたいなという気持ちもあるんですけど、自分の任されたところでしっかりと投げたい」と静かに闘志を燃やした。

 そんな森下に球団内から期待されているのが“堂林超え”だ。チーム関係者は「新人では歴代最高クラスの成績。イケメンだしスタイルもいい。最近はマウンドで感情が出ていて親近感を抱く要素もある。もっともっと人気が出てもいいはず…」と口にする。実力、人気ともにすでにチームトップクラスの森下は、カープ女子からの注目度も日増しに上がる一方だが、グッズ売り上げなどの人気面でナンバーワンの堂林翔太内野手(29)には、まだまだかなわないという。

 11年目の堂林は今季、見事な復活劇を遂げて三塁のレギュラーに定着。健在ぶりを示しているが、球団としては人気面での“堂林頼み”からの脱却のため森下にも他の追随を許さないほどのスター選手になってほしいと願っている。

 新人王に加え防御率のタイトルまで獲得すれば、一気に超一流の仲間入りを果たすことも可能。背番号18の快進撃はどこまで続くか。