鷹退団の内川聖一を複数球団が水面下で調査…ヒットメーカー争奪戦へ

2020年11月02日 05時15分

ファンに別れを告げた内川

 今季限りでソフトバンクを退団する内川聖一内野手(38)が1日のウエスタン・阪神戦(筑後)に「3番・一塁」でスタメン出場。鷹ラストゲームに臨んだ。今季は一軍出場なしに終わり、今後は他球団で現役続行を目指す。

 多くのファンが球場に詰めかけ、内川のユニホームや手作りボードを掲げた。チケットは完売。2打数無安打1四球とヒットは出なかったが、鷹ファンからは温かい拍手が沸き起こり、来季へのエールや感謝の声も飛んだ。

 内川は「10年間、ホークスでやったことをファンの皆さんが認めてくれたあかしなのかなと思う。また僕も新たな方向へ歩き出さないといけない。今日1日くらいはホークスで頑張った自分を認めてあげてもいいのかなと思う」と感慨深く話した。

 気になるのは現役最多2171安打を誇るヒットメーカーの次の移籍先だ。近年は実績のあるベテラン選手でも簡単には新天地が決まらないケースも目立つ。ただ、内川の場合は大きく様相が異なり、争奪戦になる可能性も出てきている。すでに水面下では複数球団が関心を持ち調査を続けている。

 ファームでの打撃成績は42試合に出場して打率3割2分7厘、1本塁打、17打点。そもそも内川クラスがこの数字で二軍にいること自体が珍しい。ソフトバンクの球団スタッフは「あれだけの実績を持つベテラン選手が、ずっと二軍でこれほどの打率を残したのは本当にすごいこと。どうしても逆に集中力や気持ちの入り方が違ってしまうもの。技術が落ちてないことの何よりの証明」と舌を巻く。それは他球団も同様だ。特に間近で見てきたウエスタン・リーグの関係者には「まだまだやれる」ことは周知の事実だ。

 FA移籍後、チームを6度の日本一に導いた内川。その動向に注目が集まる。