巨人・原監督がプロ初完封の畠に2度目の〝焼きゴテ〟発言

2020年11月01日 18時43分

プロ初完封の畠を迎える原監督

 日本シリーズ〝第4の男〟となれるか。巨人・畠世周投手(26)が1日のヤクルト戦(東京ドーム)に先発し、プロ初完投を完封で飾り4勝目(4敗)をマークした。チームも2―0で勝利し、7カードぶりに勝ち越した。

 この日は疲労度も考慮し、通算2000安打まであと「4」の主将・坂本を外した打線で臨んだ。試合は攻撃面で、ややつながりを欠いたが、輝きを放ったのはマウンドの畠だった。150キロ超の伸びのある直球が軸になったことで変化球が生きた。前日にプロ初アーチを放った女房役・岸田との息もぴったりだった。

 となると、気になるのは日本シリーズ。菅野、サンチェス、戸郷に次ぐ先発投手だ。報道陣も景気のいいコメントを期待したが、試合後の原辰徳監督(62)は「非常に何というか、『今日だけ』ということは評価は難しいですけど、成長の跡というのは見られますね」。

 4番目を争う候補の一人では?と食い下がるも「まだしかし、1回完封だからね。手放しでね…。さっき言ったくらいのコメントがベストだと。本人がどう受け止めて、どうステップ材料にするかというところだと思います」とピシャリだった。

 登板ごとに上積みは感じられるが、原監督も「まあ、(先頭打者に)四球が2つ…」と譲らない。そしてこう続けたのだ。「もう『焼きゴテ』で忘れないようにしてほしい。…今の人に焼きゴテって言ってもわからないか」

 確かに令和となっては耳慣れないフレーズだ。原監督は基本プレーを忘れた選手に〝二度とこんなミスをするな。忘れるな〟の意味で「焼き印」に使う、焼きゴテという言葉をたまに口にするのだが、実は畠、昨年の8月にもその〝エジキ〟になっていた。

 当時はフォームのクセが修正されず打ち砕かれたことに立腹。本人だけでなく自身を含む首脳陣にも「焼きゴテを入れるくらい反省しないといけない」と語っていたのだ。

 すでに原監督の中に「畠 イコール 焼きゴテ」のイメージが染みついているかは定かでないが、畠が日本シリーズ第4の男をつかみ取るには、今後もその〝焼き印〟を消す好投をするしかない。