「ひとりセ5連覇」巨人・丸 初日本一へ今年こそ〝逆シリーズ男〟返上だ!

2020年10月30日 22時52分

【原巨人Ⅴ2】さあ5度目の正直だ――。セ・リーグで「ひとり5連覇」を達成した巨人・丸佳浩外野手(31)が、今年こそ笑ってシーズンを終える。

 巨人が連覇を決め、背番号8は広島時代の2016年から5年連続でリーグVを果たした。巨人2年目の今季は坂本、岡本が同時に体調を崩した9月16、17日の阪神戦(東京ドーム)で〝代役〟として「巨人軍第90代4番打者」も経験。コロナ禍の過密スケジュールの中、コンディションを維持し、チームを引っ張った。

「優勝請負人」の名にふさわしい活躍ぶりだが、丸にはまだ到達していない栄冠がある。「日本一になるチャンスが4回あって、今まで4回4年連続で逃しているので、何とか日本一になりたいですね」と宣言していた。

 巨人は3連敗で迎えた昨年のソフトバンクとの日本シリーズ第4戦(10月23日、東京ドーム)、1点を追う9回裏二死一塁で坂本が三振に倒れ屈辱の4タテ。最後の場面を丸はネクストで見つめていた。

 16年から丸は日本シリーズに計3度出場。初出場の16年こそ21打数7安打、打率3割3分3厘と結果を出したが、18年は25打数4安打、打率1割6分、19年は13打数1安打、打率7分7厘と2年連続〝逆シリーズ男〟となってしまった。自身のふがいなさに東京ドームからの帰路、車を運転しながら涙を流した。

 大舞台で結果を出して悲願の日本一を達成する。そのため「石井(野手総合)コーチがよく言われますけど、実戦になると対応力が一番大事。試合においては打席での対応。狙っていたある程度、想定していた中の球が来た時の対応力であったり、あるいは逆に狙いが外れた時の対応とか。そのためにはより確率の高くなるもの(練習方法)を選んで、今から取り組んでいかないといけない。日々、勉強だと思います」とさらなる進化を求めて今季に臨んでいた。

 日本シリーズの戦いを念頭に日々、戦ってきた丸は「やっぱり最後まで笑っているチームが一番、いいシーズンだと思う」。相手チームの胴上げはもう見たくない。V5男が日本一に向け、バットを振り続ける。