ソフトバンク・工藤公康監督(57)がリーグ優勝決定から一夜明けた28日のロッテ戦(ペイペイ)前に取材に応じた。

 昨夜は「すぐには寝つけず、少しボーッとしてました」。ただ安堵感をにじませつつも、床に入る3時半ごろまで「ボーッとしながらも先のことを考えていた」と日本一4連覇へ目を向けていたという。

 この日を含めて残り9試合となったペナントの戦い方を再確認。全試合がCS進出圏内の2位争いを展開中のロッテ、西武との対戦だけに「重要だし、そこで変な試合をするとよくない。締めるところはしっかり締めていく」と隙をつくらない戦いをチームに求めた。

 この日もオーダーはほぼベストメンバー。盗塁王を目指す周東らタイトル争いの渦中にいる選手や、2桁勝利など節目の数字に近づいている選手もいる。

 柔軟な用兵を頭に入れつつ「考えすぎてはいけない。ファンの皆さんも(一つひとつの試合を楽しみに)見ているので」と、これまでの戦い方から極端に変えず臨む。

 目指すは日本一4連覇。越えるべき山はあと2つ――。常勝軍団に気の緩みはない。