ソフトバンクがリーグVに王手もロッテ&西武を警戒するワケ

2020年10月26日 06時15分

勝利のハイタッチをするホークスナイン

 ついに王手をかけた。ソフトバンクが25日の西武戦(ペイペイドーム)に7―2で快勝。マジックを2とした。次カードの2位ロッテとの直接対決3連戦で1勝すれば3年ぶりのリーグV奪回が成就する。

 工藤監督は「しっかり一番最初で決められるようにしたい」と力を込めた。前日、連勝を12で止められた西武相手の白星に「連敗をしなかったのは大きいですし、なんとか(10勝9敗1分けの)西武さんにも(残りで)勝ち越しができるようにやっていきたいと思います」と先を見据えた。

 優勝は確実だが、パ・リーグ初の4年連続日本一を達成するには、まずCSを勝ち抜く必要がある。現在2位で今季6勝11敗1分けと分が悪いロッテは言わずと知れた天敵。ここに来てロッテまで3ゲーム差の3位・西武の〝脅威論〟を唱える声も上がっている。

「今は不振だけど、森、山川、中村らが並んでいる打線を見るとゾッとする。シーズンが一度終わっての仕切り直しになるし、2週間もあれば打線の状態はガラリと変わる。ウチだって2週間前は打線が今一つだったわけで…。2年間の借りを返すべく失うものなく来られたら、やはり怖いですよ」(チーム関係者)

 鷹サイドからすれば明確なポジティブデータがある。CSの舞台となる本拠地での相性だ。両チームがリーグ1位と2位を分け合っている2017年~19年も〝内弁慶〟の戦いで、ペイペイドームではソフトバンクが通算25勝7敗と大きく勝ち越し、今季もここまで7勝3敗と分がいい。それでも2年連続リーグ制覇しながら日本シリーズ進出を阻まれたうっ憤を晴らすべく、負けてもともとで来る西武の〝一発〟は怖いという。

 今季のCSは例年より短期決着となる3勝先取。優勝チームに与えられる1勝のアドバンテージのウエートは大きくなるが油断禁物だ。当初の仮想敵だった4位・楽天もまだ2位が狙える戦国パ・リーグ。今は無双状態だが、優勝後も気は抜けなさそうだ。