巨人・宮本コーチが〝キャラ変〟 苦言連発する姿は「まるで原監督」の声

2020年10月26日 06時15分

〝キャラ変〟宮本コーチが足踏みする巨人のカンフル剤に?

 リーグ2連覇を目前に原巨人がマジック4で足踏み。生みの苦しみを味わっている。25日の阪神戦(東京ドーム)に2―4で敗れ、これで5カード連続勝ち越しなし。10月は9勝11敗2分けと負け越している。

 先発・畠が5回4失点と打ち込まれ、打線は虎先発・秋山の前に9回、丸の24号2ランで完封を阻止するのがやっと。それでも原監督は「まあ、こういう時もあるよ。来週からは大丈夫よ」と余裕の表情だったが、気になるところではある。

 独走のツケなのか、4番・岡本の3試合連続無安打などGナインには疲労が蓄積。こんな時に試されるのがコーチの指導力で、ここにきて「まるで原監督のようだ」とチーム内でもっぱらなのが宮本知和投手チーフコーチ(56)だ。

 同コーチはここまで投手陣に「みんなに幸せになってほしい」と話すなどモチベーターに徹してきた。ところが、これまで避けてきた選手への苦言を解禁。15日の広島戦(東京ドーム)で4点のリードをもらいながら5失点KOとなったサンチェスに「ローテ投手として4点リードというのは守ってくれないとね」とダメ出し。「点の取られ方も簡単に取られてしまう。その辺、もう少し考えてもらわないと」と注文をつけた。

 この〝毒ガス〟はすぐに結果に表れた。22日のヤクルト戦(神宮)でサンチェスは7回途中4安打無失点の好投で信頼を回復。一見、非情とも思える厳しい言葉をあえてメディアに言うことで選手を発奮させるのはまさに「原監督流」だ。

 加えて変幻自在なタクトも〝師匠譲り〟。報道陣に「やりません」と公言していた先発・田口のリリーフ転向や、菅野の中10日登板もセットアッパー左腕・中川の負傷や雨天中止の影響で変更となった。「田口があそこ(のポジション)でしっかりやれればリリーフ陣も厚みを増す」「(菅野の)体の疲れとかも見ながらやっていかないと。チームの中で話し合って決めてること」と同コーチは最善策を模索している。

 指揮官から2年間、薫陶を受け続けてきた宮本コーチの〝キャラ変〟がチームに再び勢いを与えることができるか。