西武・中村が値千金8号逆転グランドスラム 歴代トップ独走21号はメジャーでも歴代3位に相当の大記録

2020年10月24日 17時32分

一振りで試合を決め、ファンの声援にこたえる中村。記録で伝説のルー・ゲリッグに肉薄した

 西武・中村剛也内野手(37)が24日のソフトバンク戦(ペイペイ)、0-1と1点を追う8回二死満塁の第3打席で、値千金の8号逆転グランドスラムを左中間スタンドに叩き込んだ。これで自身の持つプロ野球記録を「21本」に更新した。

 まさに値千金の一撃だった。この日「8番・DH」でスタメン出場していた中村は、敗色ムードが漂っていた0-1の8回二死満塁の好機で岩嵜の失投、2-1から浮いてきた148キロストレートを一閃。打った瞬間にそれと分かる逆転のグランドスラムを、ペイペイドーム左中間最深部へ放り込んだ。

 沸き立つベンチの中で中村は「打ったのは真っすぐです! 打てて良かったです!」と、もはや定番となった本塁打コメントを少し興奮気味に発した。

 昨年は35打席あった満塁機で、32打数17安打(打率5割3分1厘)、4本塁打、49打点という驚異的な勝負強さを発揮した。しかし、今季はここまで7打席1安打(打率1割4分3厘)0本塁打、3三振と沈黙が続いていた中での一発だった。

 すでに、国内では次点の王貞治・現ソフトバンク球団会長(15本)に6本差をつけて歴代トップを独走する中村だが、この記録をメジャーリーグレコードに当てはめてみても、すごい面々が名を連ねている。

 現在までの1位はアレックス・ロドリゲス(ヤンキース)の25本、2位はルー・ゲーリッグ(同)の23本。中村の21本はマニー・ラミレス(レッドソックスなど)と並ぶMLB歴代3位に相当し、すでにテッド・ウイリアムス(レッドソックス=17本)、ベーブ・ルース(ヤンキース=16本)、ハンク・アーロン(ブレーブスなど=16本)など、メジャー史に残るレジェンドを抜き去っている。

 次のターゲットは3冠王1度、2度のシーズンMVP、3度の本塁打王を獲得し、通算493本塁打(MLB歴代28位)をマークしたヤンキースのレジェンドの一人、ゲーリッグとなり、その先にいるのはA・ロッドのみとなる。

【MLB歴代満塁本塁打ランキング】
①A・ロドリゲス(ヤンキース) 25本
②L・ゲーリッグ(ヤンキース) 23本
③M・ラミレス(レッドソックスなど) 21本
⑶中村剛也(※NPB=西武) 21本
④E・マレー(オリオールズなど) 19本